断罪
男は、スキンシップというものを知らずに育ち、潔癖症であった事もあった。
故にか、男は人と触れ合うのが苦手であった。
転職し間もなく、男はそこの同僚達と打ち解けていた。
都合が合えば、会社近くの駅前の飲み屋に行ってはしゃいだ。
この頃の男は、論理的で仕事だけを愛していた。
男の新しい職場は開発部。
云わば、何も無いところから自動装置を創る仕事であった。
男は、そこで創られる自動装置の経験を買われたのであった。
男に出来る事ならば、文字通り、何でも屋のように仕事をした。
それ故か、同僚からの信頼も厚く、頼られる事も少なくなかったのだった。
そんな矢先に男が出合ったのが、同じ部内の別チームに居た先輩であった。


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