僕のお子様撮影法
みなさん、お子様の撮影で苦労されたことはありませんか?
僕は自分の子供はいないのですが(独身ですので…)、カメラが好きなので親戚や友人の子供を良く撮影します。「上手だからうちの子を撮って」と言われた事がないのは残念ですが(涙)ヘタレやし…
どんなお子さんでも共通する苦労点は、カメラ目線とポージングだと思います。
「自然でいい感じ!」と思ってファインダーを覗いたりカメラを向けた瞬間、こちらを意識してしまう…
子供の魅力って無邪気なところだと思うので、自然な感じで撮りたいものですよね。
これに関しては、一眼レフだろうとコンパクトカメラだろうと違いはないでしょう。
そこで、上手くはないのですが、僕の実践している方法を紹介します。
勘ぐるファインダーなどです(笑)。
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お子さんというやつは好奇心旺盛で、悪い言い方ですが集中力も散漫です(笑)。
だから、興味を引かれたものには即座に注目しますよね。カメラで写真を撮る、というのは少々特殊な行為ですからお子様も注目するのでしょう。
①注意を逸らす
そう考えると、第一に浮かんでくるのが「ほかの物事に注意を向ける」ことですよね。
子供の場合は、玩具などに興味を示すことが多いでしょうから、それを渡した瞬間を狙います。
この写真は、後で説明するウェストレベルのフリーハンド撮影も併用していますが、お子様は黄色いボールに気を惹かれているので自然に撮れたと思います。
この手法は、事前に撮影条件を確認できる方法でもあると思います。
(プログラムAE、S=1/160、F=7.1、オートWB、ISO200)
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注意を逸らせるには、「声を掛ける」という手段も有効ですよね。
お母さんに協力してもらい遠くから声を掛けてもらえば、そちらに注意が行きますよね。あえて協力してもらわなくとも、そういったシチュエーションを待つこともできます。
この時は、お父さんではなくお母さんの方が確率が高いかもしれません。男としてはちょっと残念ですが、男の子はやっぱりお母さんが好きみたいです。
撮影時は被写体に集中しがちですが、周囲の人や物にも十分注意を払わないといけませんね。
(プログラムAE、S=1/160、F=6.3、オートWB、ISO200)
②話しかける
これは、大人の撮影でも使える常套手段ですが、大人同士だと会話が切れてしまう可能性大(笑)…
小さなお子様は素直ですから、興味を惹く話題で話しかけてあげればいい表情をしてくれる事も多いですよね。
ファインダー越しに話しかけても、ちゃんと会話してくれることが多いですよね。おチャラケタ話をすれば笑ってくれますし、まじめな話をすれば真剣な顔をしますよね。
注意点は、基本の3点ホールドだと自分の顔が動いてしまいカメラがブレる事です。僕の場合は、シャッタースピードに余裕を持つか、手だけでのホールドを使うなどの工夫をしています。オデコでホールドする手もありますね。
(プログラムAE、S=1/350、F=9.5、オートWB、ISO400)
③振り返りざまを狙う
話しかけるのと似ているんですが、この方法は最も基本的な手法かもしれません。同様に、大人にも使えますよね。
意外に、背後からだと振り返るタイミングを逸したり、振り返らずに相槌を打たれたりします。何か別のことをしている所を横から狙うと成功率が高いかもしれませんね。
この方法は、先に構図と露出を決めておけることもあって、確実な方法といえるでしょう。
(マニュアル、S=1/250、F=5.6、オートWB、ISO200)
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④ポーズ+カメラ目線対応のアクセントを付ける
実は、芸術的センスのない僕にとって最も難しいのがこの方法なんですが…一番普通の手法かもしれません。
単純に、構図内に被写体に関わりのあるものを入れれば、アクセントになりますよね。
この時に一番難しいのは露出の判断です。スポット測光を使ったり、露出補正を使用する必要が出てきます。
この写真では被写体が中央にあるので、φ6のピンスポット測光でお子様の顔を計測し、亀さんとの調和は勘で…
色だと黄色が最も反射率が高く、カメラの露出計は反射光を測定するので惑わされます。黄色い菜の花畑などが好例ですが、アンダーになってしまいます。もちろん、テカった物も反射率は高いですよね。
被写体をスポット測光するのが最も確実ではありますが、明るいものが飛んでしまうことに注意しなければなりません。
この写真では、子供の顔と亀の明るい部分を計測しましたが、平均をとると顔が潰れてしまいそうだったので、勘で顔が潰れない程度(オーバー気味)にしてみました。
(絞り優先AE、S=1/180、F=9.5、オートWB、ISO200)
⑤ファインダーを覗かない(フリーハンド)
①の2枚でも同様の方法を用いていますが、お子様が気付かない内に左手でカメラをぶら提げ、オートで取ったのがこの2枚です。
「今撮っただろぉ!」というのが2枚目なのですが、こういった趣向もありかと思います(被写体ブレしてますが…)。
フリーハンドは勘なわけですが(個人的には勘ぐるファインダーと呼んでいます)、習得には練習しかないのが事実です。ただ、コツというものはあるもので、カメラ背面とレンズの光軸が垂直であることを利用します。
最も確実なのは「ウェストレベル」と呼ばれる、腰にカメラを当てる感じで行う方法です。「骨盤は芯」とはよく言ったもので、腰は自然に向くものです。「体を正面に向ける」という感覚が身に付いていれば、あとは上下の向きを調節するだけで、これも大きく腰が前後傾することはないので、すぐに勘は付くでしょう。
ローアングルが欲しい時は、手首の向きとカメラの向きが重要になります。
手でカメラを包む時の方向感覚を覚えておいて、掌の向きを決める感じで行うとうまくいくと思います。
片手フリーハンドの注意点は、カメラブレが大きいことです。力まずにカメラを持ち、ISO感度を高めにして撮影するか、環境光条件での大まかなシャッタースピードを感覚的に身に付けていれば、プログラム+AFで自由度の高い撮影が出来ると思います。
自分なりの工夫をするのも撮影の楽しみでしょうしね。
(左:プログラムAE、S=1/200、F=7.1、オートWB、ISO200。右:プログラムAE、S=1/160、F=6.3、オートWB、ISO200)
⑥パンフォーカス(∞)を使う
⑤ではAFや置きピンに頼りますが、広角でパンフォーカスしてしまえばピントを気にすることなく、さらに自由度が広がります。
この写真は、どうしても路肩で平均台的な動きをする所が撮りたかったので、パンフォーカスにして撮影しました。
先に少々遠くに移動して、フリーハンドのローアングルで適当に撮影した画像を背面液晶で確認して構図を決め、路肩の上から「君もやってみなよ」と声を掛けました。
パンフォーカスは、風景写真や景観と人物を一緒に撮る場合などに使いますが、ピントを気にする必要がないので多くの応用が出来ると思います。
(プログラムAE、S=1/640、F=13、オートWB、ISO200)
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⑦望遠撮影
単純ですが…
離れた気が付きにくい場所から狙えば、ごく自然な姿が撮りやすいですよね。この時は、お母さんや同伴者に協力してもらって、お子様に危険が及ばないように気を付ける必要がありますが…
気が付いていないので、必然、ピントや露出条件や設定をじっくりと行えます。
この写真は、本当は次の瞬間を狙った前のコマで、待ちくたびれてシャッターしてしまいました(大体幼児はすぐに飽きるのになぁ…って感じでした)。
「あんなとこ居るよぉ!」
チャンと声は聞こえませんでしたがそんな感じでしょうか?
この瞬間を押さえる為に、10分近くも岩場に居たのは流石にマイッタ…
ここでは、夕日が強かったため絞りを閉じましたが、開放で背景をボカす効果も使えますよね。
こういう晴天下の野外撮影用に、古くても軽くて小さい望遠ズームを持っていると便利です。価格も中古で2万円未満で買えるでしょうし、旅行バックにも入ります。
軽い望遠レンズを使うときには、手振れに注意が必要です。最も多い手振れの理由が「力んでしまったため」というのに気が付いていないことが多いと思います。
リラックスしてカメラを右手でホールドする様にすると、ズームやピントもし易く、ブレも減ると思います。
(上:絞り優先AE、S=1/180、F=8.0、オートWB、ISO200。下:絞り優先AE、S=1/250、F=8.0、オートWB、ISO200)
あくまで、一眼レフカメラの利点は「レンズ光を直接観察できる」ことにあります。レンズを交換できる事でも、キレイな写真が撮れる事でもないのですが…
自分で条件を決めることが出来、最も手軽に画角を選んで高画質を得られるのも事実です。
ファインダーは一眼レフの命なんですが…カメラはあくまでも道具だと思います。
使い方は個人の自由だと思うので、色々と面白い撮影にチャレンジしてみるのも愉しみの幅を広げることに繋がると思います。
お子様撮影だけでなく、色々なシチュエーションで使えると思うので、普段から違った撮影方法を試すのは悪い事ではないと思います。


楽しく読ませていただきました。
子どもスナップって意外と難しいのではないのかといつも思うのですが、帰宅後にPCで開いてみて、家族で楽しめるのがイイです。
意外な表情や集中している表情を撮りたいのですが、カメラに気付くと意識しちゃうのでね(苦笑
話しかけ
ノーファインダー
望遠で
というのは、結構使ってます。それと、子どもの視線に合わせて、低い位置から撮るっていうのが結構大事ですよね。いつもどおりの「立ったまま」の状態から撮っても見下ろした画角になっちゃうのでツマンナイですから。
いろいろ試してもコストがかからないところがデジタルの良さですし、ファインダーを覗いて構図を決めたりするのが一眼レフの楽しさだと思いますので・・・
今回買ったD80は存分に使い倒したいなぁと思ってます
投稿: flipper | 2007年4月 9日 (月曜日) 11:59
子供の撮影って楽しいですよね。
じーと待つ瞬間あり、アクティブに動くときあり
兎に角バリエーションが豊富
故に撮影も難しいのですが…
やっぱやりますよね「3つ」。
ホント、デジタルは付き合いが楽しいと思います。
D80は使い出のあるカメラだと思ったので、生活の友として愉しい日々を過ごしてあげてください(笑)
投稿: Zackey | 2007年4月 9日 (月曜日) 19:35