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2007年2月28日 (水曜日)

ランチア・ストラトスHF

Img0004 さて、GT4(グランツーリスモ4)で再び写真を撮るようになったばかりなので、連ちゃん的に行って見ましょう。
今回は、僕の最も好きなクルマ「ストラトス」です。
もう、イタ車はバイクもクルマも大好きって事で、チンクェチェクントだかチンケチェーンだかダンケシェーンだか、イタリア語はサッパリですが…せいぜい僕の知っている程度のイタ車はい大英帝国の偉い方によって多くの文献が出ているので、英語で読める資料がとても多いし、ストラトス・マニア(エンスージアスト)は日本人にも多い上に日本にも正規輸入されたので、日本語の文献にも多く登場します。

ストラトス(Storatos)が、「成層圏」を意味するイタリア語だということだけは知っています。
他に知っているイタ語って…
スパゲティーノだとかアラビアータだとか…
イタ語というよりも名称だけでしょうか(笑)…

↓↓以下に続く↓↓

Img0000 冒頭から合わせて三枚の写真は、かの有名なサン・マルコ広場で撮りました。やっぱ、イタリアの景色はイタ車か日本車だよねってことで、初めてを飾ったのがこのストラトスになりました(笑)。
このクルマの特筆すべき点は、僕とほぼ同年齢だと言う事で(記す必要も無いか)…
1970年に発表されたのですが、販売されたのは1974年。僕の生まれた年です。
グランツーリスモでは「'73年モデル」となっているので、量産プロトという事なのか74年に販売されたものなのかは疑問ですが…恐らく量産タイプの生産開始が73年10月だから73年モデルと言うのでしょう。

Img0001そもそもはレーシングカーで、グループ4ホモロゲーションを取得するために市販されたのがこのクルマです。リアのトレッド幅平均間距離が大幅に縮小化されており、故にナローボディと呼ばれることもあります(主にタイヤサイズの変更による、外観的にはフェンダー寸法が違う。)。
原型の方は、72年のツール・ドコルスでデビューしますが熟成を期してWRCグループ4で活躍を始めたのは74年も後半で、デビュー戦で圧勝しシーズン・マニュファクチャラー・タイトル(米語ではないので正確には当時はメイク・スタイトルと呼ぶ)を獲得したそうな。
74・75・76年の三年連続で世界選手権のメイクス・タイトルを奪取したマシンです。
アリタリア航空(Alitalia)カラーのストラトスは、ちょっとしたクルマ好きなら誰もが知っている名車ですよね。このフラッグシップ・カラーは75年からのものです。

日本では時が時だったのもあり「スーパーカー」として知られていますが、他の多くと一線を画すのが「ラリー専用車としてのみ開発された車だ」と言う事で、カッコ良く言うと「ロードゴーイングなレーシングカー」ですな。
搭載されるパワープラントは、ディーノV6…つまりフェラーリな訳ですよ。しかも、完全ミッドシップレイアウトで、座席配置が変な事に…
サイド・メンバーを通すためとか、ドライバーを中心に近く配置するためなのでしょうけど、こりゃ助手席も運転席もう地獄ですぜ、多分。

Img0003 何処から見てもカッコイイのですが、正面から見るとその車高(全高)の低さが驚き!
正に「見下ろすような低さ」な訳ですが、ボディ・セミ・モノコックの現代車にはほぼ不可能かと思えるようですね。
ウィンドウ・ピラーなんて、何処にあるのか正面からは良く判らん…
前後のガワ(フェアリング)はFRP製で、オーバーフェンダーと言うよりも外皮が殆ど覆いな訳ですから…ねぇ。
もう一つ、フロントから見て顕著に分かるのは、リアのトレッド幅平均間距離がフロントよりも存外に広い事で、ま、ミッドシップですから当然でも在るんですが、「スンゲェ」ですな…恐らくアヤヤも吃驚でしょう(意味不明)。

Img0016_1 不思議なモンで、バイクも飛行機も斜めから見てカッコ良いのは全体に均整美な証拠だと思うのですが、このクルマも然り。
ま、ロードゴーイング(正確にはホモロゲーション)とは言え、「レーシングカーだからサーキット撮影もありでしょ?」ってことで、弩ノーマルで遅いマンマですが「4輪ドリフトォ!」(チェストォーみたいやな…「山河燃ゆ」を思い出した…西田敏行って凄いよね、笑)。
同じイタ車でもあるんですが、バイクもドカやMVなんぞのGPレーサーは個人的に後斜視が最も美しいと思う…
そういや冒頭の暴言に登場したFIAT500の数々のモデル達も、「斜め後ろ」が最も美しいと思う。

Img0018 もちろん、この「トンデケぼうや」も後ろも勿論カッコいい。
後部上面に4段並ぶヒレ状の黒い部分の真下が、そのままDinoV6のヘッドカバーで、横置き配置の横置きトランスミッションだそうで…ま、当たり間えっちゃ当たり前なんですが、縦置きエンジンのミッドシップもあるので一応…馬鹿らしいが現在のF-1がそうだ(笑)
冗談はさて置き、背中にエンジンが有るにも拘らずとランクルームみたいなものがチャンと?ある。テール・エンドにニョキっと生えたようなスポイラの前の四角い部分の下…
このGT4のストラトスには不思議な点が幾つか有って…
ホモロゲーション・モデルにリアスポイラーがボディと同色ではないのがあるのか?と、
何でフロントフェアリングの上部バックルが無いのか?と言う点。

Img0019 この写真と上の写真を合わせてみるとハッキリするのだけど…
ドアのバックル(把手)の左側上面に、銀色の四角い溝みたいな部分が見えるけど、これがリアフェアリングの上部バックルで、こんなにデカク無いけど同様のものがフロントにもある筈なんだけど…見当たらない。
小さいとは言え、ミラーのストラットよりは目立つはずなので、見えないということは無いのかな…
GT4の開発メンバーは、少なくとも僕なんかよりエンスーだろうから、きっとそういうモデルも有るのかもね。

Img0017 いやぁ~ん。上部からの俯瞰もカッコ好い。
見ての通り円らな瞳?的な「リトラクタブル・ヘッド・ライト」(格納式前照灯)ですが、この写真でその枠と同程度の太さの黒線部はフェアリングの切れ目で、後ろ三分の1程度と同様に前が、前述のバックルと側面下方のバックルをはずす事で、パカッとストリップします。
丁度、普通のクルマでいう所のボンネットの中心あたりに(このクルマは後ろにエンジンあるからね…)、横縞模様の網目がありますがこれはラジエータの熱排気の換気口(導気口?)で直下にはスペアタイヤが入っています。
なんだかこの網目部だけ四角い板状で開きそうですが、残念ながら別部品なだけです。

Img0020_1 「非現実的な写真が嫌い」と以前書きましたが、これだけ美しいとそういう画像も欲しくなります(情)。
この写真?は、カーブ(縁石)のすぐ手前に立って居なければ撮れない写真ですが…
無論のこと「こんな写真撮ってみてぇ」とは、まったく思わないのですが、CG的には有りかと…
このクルマって、以前のセブンと同じ評価になってしまうのですが(笑)、陰も陽も似合う上に何処から見てもカッコ悪くない、数少ないクルマだと思います。

Img0021_1 その意味は、「造形的に美しい」と言うのではなく、「工学的にも納得が行く気がする、非の打ち所の無い容な気がする」と言う事ですかね。個人的には…
速さがカッコ好いクルマってのは、ロールしているとカッコ悪く見えるモンですが、このクルマは「ロールしていても、なおいとし」と言う感じでしょうかね(笑)。
最低地上高が高くとも、加速でフロントが浮いていても、走っていても、止まっていても、廻っていても(爆)、何でもカッコ好い。
夜も似合うし陽光の元でも映え、もちろんダートでも、雪が降っていても…こんなクルマは珍しいとも思います。
もう、ベルトーネってば偉い!偉すぎ!

Img0023 イタ車だけにイタリアも走らそうってんで、走らせてみました。
これ、イタリアだかフランス領だか見た目に判りませんが、一応イタリアです。
あー、もう、山間ってのがイタリアって感じ!
ダビンチ村、行ってみてぇ!ってのはどうでも良いですけど…
韓国ドラマで見る大韓民国の田舎風景も綺麗ですが、イタリアの田舎は美しい…飲んで食ってばっかで、超太っちょのオッサンが大声で詠いたくなるのも納得できますね。
僕は、工業製品も生物も、めったやたらに重いのが好きではないのですが、これだけは許せそうです。平和だし…
あ、イタリアって国家自体が平和かどうかは別として…

Img0026 実際のZakceyのヘナチョコブリでは絶対に不可能だけど、生きている間にとって見たい作品のイメージに近いのはこんな写真。
できばえがドウのコウの以前に、何か意欲を掻き立てられるっていうか、達成感が有るって言うか…ね。
人間貪欲なのは良いと思うけど、「結果が全て」になってしまうのは絶対によくないと思う。理性的じゃないと思うし、貧乏臭いというか金の亡者系?
非現実的な「愛こそ全て」とか言った超現実主義の国のバンドの歌声よりも、イタリア人職人ならば「情熱」の一言で済むであろうものづくり精神が好き。あ、その某国のバンドも某国も好きですが…
ドイツ人的根性も好きだし、無論アメリカ人的「あいどんけあー精神」も好き。
何処の国の人間も、人間だから魅力は有るものですが、やっぱりもの創り的には「情熱」が一番好き。でも何故か、イタリアの飛行機には好きなものが少ない(笑)。

Img0028Img0029

アメリカンレースのファンサービスでよく行われる「マックスターン」のモドキをしてみました。アメリカンレースで唯一好きな場面はファンサービスなんだけど、もちろんレースウィークエンドは観衆全てが愉しそう…ただ、レースとは関係なくもりあがる輩一杯だけど、愉快な光景を見るのは楽しい。
あ、無論、ゲームだしクラッチないし…サイドブレーキ・ターンですが…

しかし、既におっさん化している小生と同い年かそれ以上なのに、しかも寿命の短い工業製品なのに、こんなにも美しさを保つのは凄い事だと思う。
何より、曲線的でありながら直線的というか…嫌味の無い素直な容姿が「スッピンの美しさ」的であり、情熱的であるとも思う。

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